■私たち夫婦は離婚寸前になるまで夫婦問題に悩まされていました。
顔を合わせるたびにケンカ、黙ってやり過ごそうとしてもケンカ、
ストレスは最高潮、八つ当たりでお役を失ったお皿やコップたち。
眠れない日々、酒におぼれる毎日、どうしようもないまま月日が
過ぎ去っていく・・・。
夫婦問題でお悩みの方ならだいたい想像がつくような状態です。
お互い愛し合い、結婚当初はラブラブで日々楽しく過ごしたものの、
いつの頃からか夫婦仲がギクシャクしてきたのでした。
■序章
私は26歳のときに妻と結婚しました。
21歳のときからの付き合いでアルバイト先で知り合いました。
結婚した翌年、長女が誕生しました。このとき私は27歳。
そして30歳を迎えるとき、二女が誕生しました。
このとき、二人の子供に恵まれていましたが、
実は、家のことなんかほったらかし、育児も家庭も妻に任せっきり。
「仕事に夢中だった」と男の言い訳でしかありませんが、
結婚後すぐに子供ができ、長女にようやく手が掛からなくなった
ときに二女が誕生し、妻は育児に大忙しでした。
私に相手なんぞしている暇はない、というように子を持つ母となって
しまった妻に、そして昼夜を問わず泣き叫ぶ子供に、私は父としての
自覚を失っていたのです。
■そのとき我が家の歴史は動いた
ある日のこと。
いつものように夜遅くに帰宅し、食事を済ませ、風呂に浸かり、
少しテレビでも観て、さぁ寝るかとベッドに入る。
眠っている妻と子供を起こさないようにそーっと。
「ねぇ。あなた。」
びくっ!
眠っていたと思っていた妻からこんな言葉が・・・。
「今日は子供もぐっすりと寝ているし、久しぶりにどうかなぁ?」
ぎょっ!
なんと、妻からのお誘いがあったのです。
「ゴメン。最近仕事が忙しくて、疲れてとてもじゃないけど・・・」
なんと!
せっかくの妻からのお誘いを、私が断ってしまったのです。
「そうなの。じゃぁオヤスミ」
・・・・・・。
この日はそれで事なきを得ました。
そのとき私は軽い気持ちでした。
疲れているのは本当だし、妻もゆっくりと眠りたいだろう。
今度また埋め合わせをすればいいだろう・・・と。
私はまだこのとき、気付いていなかったのです。
私たち夫婦の歴史に激動の日々が始まろうとしていたことを。
<次回へつづく>
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